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2020.01.11

kawa-kawa公式ブログ vol.021

あけましておめでとうございます!

本年も何卒お付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。

2020年はkawa-kawaに関わる全ての方が良い気持ちになれるようにまじめに考えて、まじめに取り組んでいきます!

この年末年始に私自身のファッション人生を改めて振り返ってみたのですが、情報収集の仕方、ファッションの在り方やモノの買い方、お金&時間の使い方に至るまで、時代は本当に変わってしまいました。

若かりし頃はコレクション雑誌を見て、斬新なデザインに心躍らせ、友人と「こんなん欲しい」「あれが格好良い」「こんなデザイナーでてきた」「大阪にお店あるんかな」とか、友人同士で情報交換をしていました。

今はGoogle先生がいるので、情報収集がすぐにできるようになりました。

先生に質問する日はないくらいで、蓄積された私の趣味趣向をよくご存じで頼れる存在となっています。

そのうち自分で記憶する必要がなくなるんじゃないかというぐらいに…

こわ…

そして当時はパリコレクションとかも本当にとんがっていたと思います。

リアルクローズ寄りのものももちろんあったのですが、造形的・構築的な作りのファッションが多くありました。

それが良い悪いではなく現在のコレクションとは異なる挑戦の仕方がそこにはあったように感じます。

個人的に心底すごいなと思う川久保玲さんはその当時も最高に輝いていましたし、発信されるデザインだけではなく、ファッションに対する考え方や発言される言葉に私自身青いながらもたびたび感銘を受けていました。

私が成人式用として買った人生初のセットアップスーツは「COMME des GARCONS」のものでした。

うめだ阪急の別館があった時代に、やけに天井の高いそこのお店に何度も何度も足を運んで、なかなか買わない私に販売員さんも呆れることなく、ようやく1着を厳選しました。

学生時分だったのでお金もなくアルバイトで貯めてから買いに来ると伝えて、今考えるととても長いスパンのお取り置きをしてもらいました。

おかげさまで成人式以降も私の一張羅として永く愛用させてもらいました。

その他には当時「Masaki Matsushima」というデザイナーのブランドが私にとってドストライクのブランドでした。

本当にそれこそ全デザインがスマートでシャープで格好良かったですし、他では見られないデザインで全部欲しかったです。

その当時の愛読誌「MODE et MODE」というコレクション雑誌で見た「スクエアトウのウイングチップ」がどうしても欲しくて欲しくて、心斎橋OPAのお店に行ってお願いしたこともありました。

販売員さんに聞くと同型は市販はされないとのことで、市販用はシルエットがだいぶん変わると聞かされ、コレクション雑誌を見せながら、これがなんとか手に入らないかと相談&お願いした結果・・・

恐らく店長さんであろう方が本部らしき所に電話で掛け合ってくれ、数足しかないコレクションサンプルを取り寄せて販売してくれることがありました。

もちろんお金はなかったので、アルバイトで貯めてから来るからといって少々待ってもらって、入手できました。

取りに行った時に店長さん?に言ってもらった「ありがとございます」ではなく「頑張りましたね!」の一言はめちゃ嬉しかったですね。

その言葉と笑顔でそのブランドが更に好きになりましたし、足しげくお店に通いました。

経済的になかなか買うことはできませんでしたが、いつでも快く対応してくれ、感じよく世間話までしてくれるようになった販売員さんたちは今でいう神対応だったんだなと思います。

今現在はこういう買い方はしませんし、価格が分からない状態で欲しくなることが少ないというか、価格から入ることが多々ありますね。

昔と違って一目瞭然に表記されていたり、ネットで見ることが増えたので当たり前かも知れませんが、価格が目に入ってきます。

新しいデザインに対して貪欲に情報を集めて、周りに自慢したいがために新しいものを探して、ショップ店員さんに取り寄せを頼んだり、それを買うためにアルバイトを頑張ってお金を貯めて、少し背伸びしてファッションを楽しんでいたんだなぁと。

靴なんかは少々履きづらくてもデザインが気に入ったものは我慢して履いてましたし、新しい段階で雨なんか降ってきた日には、履いている靴を脱いでバッグに入れて、靴下ぼとぼとにして帰ったこともありました。

ファッションは消耗品ではなく、自分を飾る&気分を高めるモノというこだわりを自分なりに貫こうとしてたんだと思います。

今は色々と楽な方を求めてしまっています。

夜中にスマホでポチポチと買ってしまっている感じです…

ということで!

自分自身が持っていたファッションへの情熱を再度奮い起こして、kawa-kawaに携わる方々が気持ち良くなるように、嬉しくなるように接していこうと思います!

しかし文字にすると長くなりますね、振り返ったファッション人生をこのブログで書こうと思ってたのですが、とても書ききれませんでした。

私のファッション人生において、影響を与えてくれたブランドをもっと紹介するはずでしたが、、、

小冊子になってしまいます(笑)

便利になった世の中だからこそ、利便性も活かしつつこころを大切にしてまじめに取り組んでいかなければいけない!という思いです。

kawa-kawaはスーパーブランドにように全国津々浦々で出店する力はまだございません。

ファストファッションのように多種多様の品揃えのような売り方もできません。

でも、だからこそ支持してくれている方がいるんだと感じています!

比較してしまうとkawa-kawaができることはわずかかもしれませんが、真摯な気持ちで少しでも喜んでもらえるような取り組みをして参ります。

年頭ということで今回は私物語となりましたが、ファッションを楽しむ1人の想い出として読み流してください。

ただ、kawa-kawaの2020S/Sテーマ「AGAIN」はそんな想いが込められていることを知っておいて下さい。

それでは2020年1発目のオススメを1点ご紹介いたします。

No.1115「25bis」ボストンバッグ

今季デビューの新型です。kawa-kawa創設時より使用している「25bisファスナー」を用いた半円形ボストンバッグです。

飽きがこないようシンプルに、でも格好良いと感じてもらえるフォルムです。

現在生産真っ最中で、2月リリースめがけて進行しております。

そして最後にkawa-kawa海外情報をご紹介して2020年1発目のブログを締めくくらせていただきます。

現在、ファッションに情熱を燃やす当社ビジュアル担当がヨーロッパ視察に出向いておりまして、今はロンドンにいるのかな?

ロンドンで見るkawa-kawaはこんな感じ。

「25bis」リュック「onishibo」サークルワンショルダーが正面に並んでいます。

清潔感があってきれいな佇まいのSHOPです。

左奥の壁面に「25bis」トートバッグが見えます。

非常口マークは向こうも同じ感じなんですね。

また帰ってきたら色々聞いて、他の海外情報もみなさまにお伝えできればと思います。

2020年もkawa-kawaは広い視野を持って進んでいきます!

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おかげさまをもちまして1月15日(水)で公式オンラインショップは1周年を迎えます!

kawa-kawa 大田

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