バレンタインデーが近づいてきておりますが、意中の方へのギフトは決まりましたでしょうか。
「幸運を運ぶkawa-kawa」にそのお手伝いをさせてもらえませでしょうか。
ラグジュアリーブランドのような認知度はないですが、ハイセンスブランドとして自負しておりますし、このブログをご覧頂いている皆さまには評価頂いていることと信じております!
メンズライクなデザイン&素材感のものを下記にセレクトしておりますのでよろしければぜひ!
それでは本題へと移ります。
こないだそこそこ親しい知人に「kawa-kawaってモード系やな」と言われたので、あらためてモード系について少し考えてみました。
kawa-kawaはよく「コムデギャルソン」や「ヨウジヤマモト」などのモード系ブランドと相性が良いなんて嬉しくも恐れ多いことをおっしゃっていただいたりするのですが、「黒の衝撃」を世界に広めた川久保玲さんは、当時のモード系ファッションのイメージを塗り替えた第一人者と思っております。
現代において「モード系ブランド」といえば、全身黒の装いをイメージする方が多くいるんじゃないでしょうか。
でも、コムデギャルソンが出てくるまではモード系と言えば、鮮やかな色使いも多く、ディオールやピエールカルダンのような、斬新なスタイル(ルック)を構築するブランドをモード系と位置付けていました。
「黒の衝撃」で「モード系=黒づくめ」のイメージを世に定着させたのは、本当にすごいことだなと心底思っております。
kawa-kawaも「クロ」を基調とした商品展開が多いので、モード系ブランドとしてポジショニングされています。
ブランドコンセプトも「ありそうでなかった・・・」というような、モノづくりの考え方が根底にあるので、少し尖ったデザインや珍しい形の商品から、上記ブランドとの相性が良いなんておっしゃってくれるのかも知れません。
ただkawa-kawaは「斬新かつ奇をてらうというような考え方では一切なく、逆にモノの在り方をきわめて単純にとらえる」という考え方なんです。
その考えのもと、シンプルで逆らわない茶目っ気のあるデザインを生みだしています。
デザインの基本図形「○ △ □」がkawa-kawa製品に多く見られるのもそのためですね。
ちなみにkawa-kawaはブランド発足以降15年を終えましたが、ハンドバッグ製造業としてはもっと長く「創業53年」になります。
製造業としてのノウハウはもちろんのこと、ハンドバッグ製造の技術が株式会社ナカハシにはございます。
「製造技術を駆使した安定感のあるバッグ」を作ることも可能なのですが、kawa-kawaはそのバッグに少しエッセンスを加えています。
それが何かというとバッグでは使われない素材であったり、異業種の技術であったり、業界のセオリーを破るような作り方をしてみたりと。
そうすることでデザインになんというか「色気」をもたらせているのです。
製造業として本流の技術を継承しつつ、亜流にならぬようデザインも製造も新しい刺激を積極的に取り入れております。
近頃はkawa-kawaのブランドコンセプトの露出も少なくなっているので、あらためて全文をご紹介。
ありそうでなかった 普通っぽいのに変
自然なようで凝っている 端正なのに崩れている
男っぽくて女らしい 正統派だけど画期的
バカバカしいけど かわいらしい
いい加減ではなく 良い加減
この基本概念が「商品に色気を帯びさせる」ことに繋がっています。
私個人的には「端正なのに崩れている」という部分がお気に入りです。
kawa-kawaはモード系に分類されますが、モード系に縛られた「クロ」というわけではございません。
「何色にも染まらない(軸がぶれない)」「古きを大切にし新しいものに挑戦する」という「進化系ブランド」でありたいです。
製造業のノウハウをつめつつ、新しい要素を吸収するために勉強して、手に取る人がなんとなく笑顔になるようなモノづくりに挑戦しており、価格設定も単純計算せずにキチンと考えています。
「優越感を感じられる商品」になるように、デザイン設計し適正素材&技術を取捨選択しております。
「黒の衝撃」のような大きなことができるかどうか分かりませんが、ファッション業界での立ち位置もわきまえながら、少しづつkawa-kawaの波紋を広げていきたいと思っております。
これからもブランドコンセプトを時流になぞらえて、挑戦していきますのでkawa-kawaを見守っていていただければと。
それでは今回はこの辺で。
「お題」なんかも受け付けております。