今回はkawa-kawaシリーズの中の「Ura-kawa」の成り立ちとウラ話を少し。
「Ura-kawa」とは・・・2018A/W Collection「into the BAG」にデビューし、現在まで継続しているシリーズです。
kawa-kawaのコピー商品を街中で見かける頻度が少しばかり増えてきたのが、この企画の始まりです。
「なんだかなぁ」「こんなことでいいんかなぁ」とkawa-kawaデザイナーは考えておりました・・・
そして出た答えが・・・
それならいっそのこと「自分が考えたデザインを自分がパクったろう!」「やられる前にやっちゃえ!」と。
で、生まれたのがこちらの「No.1012」
kawa-kawaの代表素材「スーパーソフト」に「25ビスロン」というデカチャックをあしらったシリーズ「25bis」が原型となっています。
斜めに切り込んだファスナーは、kawa-kawaがその昔展開していた「No.078」を彷彿とさせるデザインで、くったりと中折れシルエットを生み出しています。
同じ切り口で生まれた仲間「No.1011」!
本体を横切るファスナーから出てきているように見えるので、上の部分は収納可能!?と思わせるのですが、そうではございません。
無理やりいれることもできるのですが、そうすると荷物が入らなくなってしまいます。
ファスナーを実用性ではなく装飾パーツとして取り入れたデザインです。
そうして、一石を投じるも、残念ながら世の中からkawa-kawaのコピー商品はなくなりませんでした。
なので、この企画は「Ura-kawaⅡ」として2019S/S Collection「kono yubi tomare」にも継続させました。
まずひとつはこちらのデザイン!「No.1055」
kawa-kawaアイコンの「kuchigane」の玉を更に大きくしてみました! 現在は追加生産こそしておりませんが、かなり人気のデザインになりました。
このシーズンは更にもう1シリーズあって「jabara」シリーズもパクりました。 「No.1054」
プリーツスカートのウエストのようないでたちで、ショルダーベルトの長さやそのバランスがとても洗練されたデザインが生まれました。
これらのデザインは「手描き水玉バージョン」もありまして、そのバージョンが生まれたいきさつも語りたいのですが、とても長くなるのと、ややこしくなりそうなので、次の機会にいたします。
そんな「Ura-kawa」シリーズも2シーズン目になり、コピー商品に頭を悩ませ始めたこの企画も、なんだか楽しい企画となってきました。
そして「Ura-kawa」シリーズは2019A/W Collection「WHO’S NEXT?」でも続投し、「第3世代」へと進化します。
これまでの切り口は・・・
「kawa-kawaデザイナーがkawa-kawaのデザインをパクる!」というもの。
今回の切り口は・・・
「kawa-kawaスタッフがkawa-kawaをパクったらどんなデザインになるかをkawa-kawaデザイナーが想定して考える!」というものに。
そして生まれたのが、今週リリースしたばかりの「No.1083」!
シンプルなシルエットながらも、長い革ひもを巻き付けた装飾過剰なデザインです。
kawa-kawaスタッフがkawa-kawaをパクるとこういう感じに。
その長い革ひもももちろん自社工場で作っています! ももも(笑)
この量で7人前ぐらいでしょうか?
ということで「2020S/S Collection」では「Ura-kawa]は登場するのでしょうか?
今回はこのへんでおしまい。
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こちらもぜひ
ネット通信の「4G」「5G」の「G」がGenerationということを最近知りました。 第5世代はもうまもなく。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました!!!
kawa-kawa 大田