はじめに「大阪髙島屋トマトフェア」&「大丸梅田店POP UP SHOP」に足を運んでいただいた皆さま、また応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました!
おかげさまで大盛況の中、両イベントを終えることができました。
それでは第8回目となる今回はkawa-kawaの内部「縫製工場」をご紹介!
これまでにも色んな場面でアピールしてきました、「目指せ!耳たぶ」を合言葉に開発したオリジナルレザーの「スーパーソフト」や、軽くて強い「wet」素材など、クロを中心とした色んな素材をこの現場で縫製しています。
早速始めます。
これは縫製に入る前段階の作業でスーパーソフトの「色合わせ」を行っている所です。
「皮から革へ」と変える、いわゆる「鞣し(なめし)」や「染色」を施すときに、同じ薬品や染料を使用しても、革質の個体差があるので、どうしても少し色目が異なってしまうんです。
なので縫い合わせたりする前に、各パーツの色ツヤを見極めてセット組みしているんですね。
天然皮革ならではの工程です。
つづいて「貼り合わせ」工程へと移ります。
バッグの組み立てには色んな接着剤を使用するのですが、これはそのひとつの「ノリ塗り機」でノリを吹き付けている所です。
kawa-kawaでは「地球にも人体にも優しいノリ」を使用しています!
今まで公言する場もなかったのですが、目には見えないアピールポイントです!
先へと進みます。
革の端処理を大きく分けると「へり返し」と「切目」の2種類あるのですが、これは「へり返し」という革のへりを折り返している作業です。
革をそのままの厚みでヘリ返すと、その部分が厚くなってゴロついてしまうので、「漉き(すき)」という革を薄くする工程を経ています。
こんな感じで革を部分的に薄くしています。
漉きの種類は使用素材やその箇所にあわせた漉き方がありまして、溝を入れたり、斜めにしたりと様々です。
こちらは「切目」タイプの端処理で、ニス仕上げをしている所で、「コバ処理」とも言います。
kawa-kawaではこの部分にも特にこだわりをもっていまして、単純に色をつけるだけではなく、「より平滑に、より長持ちするように」と想いを込めて削ったり磨いたりと何工程も手を加えています。
並べた状態も綺麗です。
画像ではそのつるつる加減は画像ではなかなか伝わらないので、また店頭などでショルダーベルトなど実際に触ってみて欲しいです!
うっとりするぐらい綺麗です。
その他、穴をあけたり、切り込みを入れたり、芯を貼ったり、印をつけたりなどなど経まして・・・
いよいよ「縫製工程」です!
こちらはファスナーポケットを縫おうとしている所で、撮影するからとお願いして、少しストップしてもらったのがコチラ。
普通に撮ると針のあたりが残像で少しぼやけます。
縫う箇所によって、糸の太さや針の種類から縫い幅から針目のピッチまで決まっていて、「強度や見た目の印象」を左右します。
ちなみにこれは「wet」素材を縫う所。
革とはまた異なる縫い方のコツがあるそうで、そう易々とはできないぞ!という技術は企業秘密です。
こんな簡単にまとめると怒られそうですが、こういった工程を経て職人さんが丹精込めてkawa-kawa製品を作りあげております。
「kawa-kawa裁断工場編」も後日紹介いたします。
「kawa-kawa企画部隊編」は支障があるのかも。。。
「kawa-kawa検品現場編」も機会があれば!